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福祉現場やものづくり現場、福祉関連施設やイベント等を訪問して皆さんにご紹介するページです。福祉の現場の声から、気づきやヒントを「コーディネータの視点」で汲み取り、福祉環境の改善へとつなぎます。
訪問日:2015年03月09日  訪問先:かわさきJプロジェクト+

 3月9日(月)に第11回Jカフェ「少し見守る、長~く見守る ~くらしを支えるさまざまな見守りシステム~」を開催しました。
 第1部の展示会では、11社の企業の皆様に出展していただき、約50名の方にご来場いただきました。
出展企業・内容は下記のとおりです。(五十音順)
  R.T. ワークス(株)“GPS付き外出支援カート”
  イッツ・コミュニケーションズ(株)“インテリジェントホーム”
  キング通信工業(株)“シルエット見守りセンサー”
  京浜警備保障(株)&富士通テレコムネットワーク “24時間 365日 生活を見守るホームナースコール”
  生活ロボット総合研究所“レクで作ろう、ちょこっとセンサー!”
  (株)ゼオシステム“光カーテン、光の目”
  セコム(株)“セコムがある安心の暮らし”
  綜合警備保障(株)“高齢者緊急通報システム”
  象印マホービン(株)“みまもりほっとライン”
  (株)テクノスジャパン“徘徊感知機器「家族コール2」”
  (株)バイオシルバー“安心・安全・みまもりシステム川崎市プレゼン

    
 









 各企業によるプレゼンテーションや、川崎市による高齢者緊急通報システム設置運営事業の紹介などもあり、会場の皆さんは熱心に耳を傾けられ、質問も多く寄せられていました。
 第2部の意見交換会では、はじめに横浜市総合リハビリテーションセンターの飯島浩氏とテクノエイド協会の加藤智幸氏による2つのお話がありました。飯島氏は、「見守りシステムとは何なのか?」ということを来場者とともに考えていく形式でお話ししてくださいました。加藤氏からは、ロボット介護推進プロジェクト、福祉用具・介護ロボット実用化支援事業についてのお話がありました。
 













 続いて行われた、参加者全員による意見交換会では、「見守りのニーズはあるのか?」という問いかけや、「見守りをきっかけとして当事者を知ることにつながったという話があった」「転倒や事故を予防するということもニーズと言える」「企業の持つシーズと当事者のニーズというピースをマッチさせることが大切」などの興味深い議論が交わされました。

 “見守り”は、大切かつ奥の深いテーマです。かわさきJプロジェクト+でも、今後も様々な形でアプローチしていきたいと思いますので、皆様のご参加よろしくお願いいたします。ご来場・ご参加いただいた皆さま、出展いただいた企業の皆さま、飯島さま、加藤さま、どうもありがとうございました。
◆コーディネーターの視点
今回のJカフェは、多くのものづくり関係の方々にご参加いただきました。一方、福祉の現場の方々のご参加が少なく、私たちの呼びかけの力不足を反省することしきりです…。 来場くださった方がおっしゃっていた、「企業の努力だけでは限界がある。使用する側も、機器を使えるものにするために一緒に取り組むことが必要」という言葉が印象的でした。ところで、今回のタイトル「少し見守る、長~く見守る」のネタ元にピーンときた方、年代が分かりますね!
[セミナー・イベント関連:中原区]

宮下英雄(研究者・有識者)
「見守る」は、正に”見て”、”守る”と言うことだと思います。そして、機械やシステムで、家族や介護に携られる方がたをどのようにサポートするか、と言う観点で様々な可能性が広がるのでしょう。 私は、参加できなかったのですが、多くの企業が「見守り」についての多くの商品を出展され、多様な意見交換が出来たのは、「J-カフェ」ならではの意義があったと推察いたします。 介護サービスの事業者の方や家族の方がたにもっと参加して頂くには、どうすればいいんでしょうね。
投稿日:2015年4月3日

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